こんにちは、キリンです。
先日、勤続２０年のリフレッシュ休暇を利用して、長野県にあるタングラムスキーサーカスというスキー場へ行ってきました。私が楽しむのはスノーボードですが…。
温暖化の影響もあってか、近年は雪不足でスキー場の営業開始日が遅れたり、積雪量が少ないことも多々あったり、今年も同じような状況ではあったのですが、私が行った日は前日からの降雪で３０cm程度の積雪があり、良質なパウダースノーを味わえました。
そんな中、私の目を引くポスターがひっそりと柱のところに…
なんと！！スキー場の施設の使用電力は、１００％再生可能エネルギーのようです！！
ポスターには遠慮気味に「実は凄い事なんです！！」と小さく書かれていますが、スキー場のホームページを詳しく見てみると、他のスキー場を含め７つのスキー場の施設が１００％再生可能エネルギーに切り替えられているようで、これにより年間のCO₂排出量を約２１万トン削減することができるとのことです。確かに凄い！！
ちなみに、茅ヶ崎市でも市役所庁舎や市立病院を含めた５３の施設で１００％再生可能エネルギーの電気を導入し、CO₂排出量を年間約７，４００トン削減しています。
ご存知の方も多いと思いますが、再生可能エネルギーとは太陽光や風力などの非化石エネルギーで、そのエネルギーを源として供給される電力を使用すれば、電力使用でのCO₂の排出が削減できるのです。そのため、電力供給事業者の中には、積極的に山間部や洋上での風力発電を進めようとしている事業者もあり、再生可能エネルギーの活用は今後の脱炭素社会の推進に大きく貢献します。
話をもとのスキー場に戻すと、このスキー場を運営する事業者は、１００％再生可能エネルギーの利用のほか、別法人と気候変動対策に関するパートナーシップの締結をしていたり、自然環境にやさしいノンフッ素ワックスを開発したり、環境教育プログラムを実施したりと、雪山や自然を守る活動をしています。
スノーボードやウィンタースポーツに限らず、自然の恩恵を受けて楽しめるスポーツやレジャーは沢山あると思いますが、その恩恵はいつまでも受け続けたいですし、後世にも残していかないといけないものだと思います。そう考えると、私たち一人一人が温暖化や自然環境を意識した行動をすることも、非常に大切なことだな～と改めて実感しました。
※タングラム斑尾東急リゾートHP https://www.tangram.jp/ski/news/detail.php?CN=374521