森の役割や森にいる生きものの説明では、分かりやすいイラストで説明していただきました。
さあ、みんなで森の中へ出発
サワガニ・ヤゴなどたくさんの生きものを小川で見つけることができました!
土の中をスコップで掘ります。どんな生きものがいるのかな?
木の周りを観察すると立派なカブトムシをとることができました。
園原先生による森林の中でのお話は、貴重な経験となりました。
日大オリジナルエコバッグをプレゼント!子どもたちは大喜びでした。

 7月31日(水曜日)に 藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の2市1町で構成する湘南広域都市行政協議会広域環境部会(湘南エコウェーブ)事業として、みどりの保全セミナー「みんなで森を知ろう」を開催しました。

 このセミナーは、藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の子ども又は親子を対象に、森林の大切さを子どもたちに伝え、さらに生物が多種多様に生存することの大切さを学ぶことを目的としています。日本大学生物資源科学部森林資源科学科の園原和夏先生と学生の方々のご協力により、同大学が保有している演習林の中で実施しました。

 今回のセミナーには、参加者総勢54人の内14人が茅ヶ崎市から参加しました。

 はじめに講義室で豊かな生態系を維持するために森林がどんな役割を担っているかを、園原先生からイラストを使ったスライドで分かりやすくご説明いただきました。説明が終わると、いよいよお待ちかね演習林へと向かいました。

 演習森に入ると、木陰が太陽の光を遮り、涼しく感じます。森林は地球温暖化の原因二酸化炭素の吸収だけではなく地球の気温の変化を緩和するはたらきを持っています。
 まずは、演習林の中を流れる小さな川で生きものの観察です。小川には、サワガミ、ヤゴなど沢山の生きものが住んでいて、子どもたちは生きものの体の特徴の観察や大きさを比較するなど熱心に生きものを探していました。
 次に向かったのは、土の中や樹木にいる生きものの観察です。あらかじめ日本大学の方々が土を掘るスコップや生きものが好きな餌のトラップを用意してくれていました。土を掘るとミミズが現れ、木の周りを探すとカブトムシがいたり、子どもたちは大興奮でした。
 また、園原先生から森に入って気温の変化をどのように感じるか、森や植物の役割、生きものがいっぱいいることの大切さなど森の中でお話していただきました。
 講義室に戻ると、日本大学のエコバッグのプレゼントがありました。みんな喜んでバッグをもらっていました。

 今回のイベントでは、身近にある森や植物に色々な役割があることを専門家の先生から教えていただくことができ、未来を担う子どもたちにとって貴重な体験をすることができました。

 みんなで森を知ろう!は来年も実施予定ですので、是非皆さまもご参加ください。