こんにちは、キリンです。
今年の夏は、1898年の観測開始以降最も暑かったと気象庁も言っていて、まだまだ暑い日が続きますが、そんな中、先日環境政策課で実施している環境学習事業「里山はっけん隊!」の下見で、茅ケ崎里山公園へ行ってきました。

今回は、秋の実施に向けた下見で、事業に協力していただいている「柳谷の自然に学ぶ会」の方と、(公財)神奈川県公園協会の方と一緒に下見をしてきたのですが、以前は一面「稲」だったたんぼには、たわわに実った「稲穂」が広がっていました。

 

 
会の方のお話によると、稲が育つ過程においては、稲を食べにくるような「害虫」もいれば、その害虫を食べてくれる「益虫」もいるとのことで、「害虫」=動かない虫、「益虫」=動き回る虫、というのが一つの目安とのことでした。

今回観察するたんぼは、無農薬で稲を育ててきているそうで、里山はっけん隊!当日は「虫見版」なるものも使って稲穂から落ちてきた虫を観察する予定なので、どんな虫が参加者と一緒に見られるか楽しみです。

また、「里山はっけん隊!」では、生態系ピラミッドについて説明し、人間にとって自然はどれほど大切なものであるかということを、参加している子どもたちに伝えています。今回の下見の中でも、会の方のお話で「自然界唯一の生産者である植物は、光合成により酸素とでんぷんを作り出せる唯一の存在、人は自然に生かされているもの」という言葉があり、とても印象的でした。

 (引用元:矢作川流域森林物語(豊田市役所森林課))

もうすぐ収穫を迎える稲穂の上を赤とんぼが飛び、木陰に入れば風が心地よい里山に、まだまだ暑い日も続きますが、秋の気配を感じる1日となりました。