こんにちは、キリンです。
先日、私が担当する業務の関係で、市内にある茅ヶ崎バイオマス発電所を見学してきました。
バイオマス発電所とは、石油や石炭などの化石燃料は使わず、動植物などから生まれた生物資源を利用した発電施設で、茅ヶ崎バイオマス発電所は、湘南地域から発生する剪定枝などの木質系燃料を活用した発電所です。
事業者さんのお話によると、2021年8月に稼働を開始したこの発電所の出力は1,990kwだそうで、設備としては決して大きいものではないそうですが、年間約1,420万kw(一般家庭約4,000世帯分の年間電力量)を発電し、事業所内の電気をまかなうだけでなく、電気事業者への売電を行っているとのことでした。
※引用:株式会社都実業HPより
この茅ヶ崎バイオマス発電所、従来は廃棄されるだけだった剪定枝のチップを、木質バイオマスとして活用して発電をしているため、カーボンニュートラルで電気を生み出すことができ、集められた剪定枝を処分するための運搬をする必要もなくなったため、トラックで運搬する際に発生していた二酸化炭素の排出も無くすことができ、地球温暖化にも大きく貢献することができています。また、発電の過程で発生した木質バイオマスの灰は、草木灰として市民に提供されて、畑や家庭菜園などで肥料として利用されています。
※引用:株式会社都実業HPより
従来は処分されていたものを地域資源として最大限に活用することができる茅ヶ崎バイオマス発電所は、地域にも地球にも優しい素晴らしい施設でした。