9月9日(土曜日)、県立茅ケ崎里山公園で「里山はっけん隊!」を開催しました。
里山はっけん隊!は、四季の里山を訪れ、各季節の自然から「はっけん!」をしながら、生物多様性について学ぶ、親子参加型のイベントです。令和4年12月からスタートした第8期の里山はっけん隊!は、これまで冬・春・夏と開催し、今回の秋が最終回でした。
当日は、8組20名の親子が参加し、里山の自然観察と保全活動を行いました。
自然観察では、収穫前の田んぼのあぜを歩き、稲にいる虫を「虫見板」を使って観察し、田んぼの生態系について学びました。また、市民活動団体「柳谷の自然に学ぶ会」の方からのイチオシの生きもののお話では、「エンマコオロギ」「ヒヨドリと植物の種」「チョウジタデ」について、資料を見たり、実物を観察しながら、特長などを分かりやすく教えてもらいました。生きもの観察では、はっけん!した虫や草花などを、スマホアプリ「バイオーム」を 使って、隊員のみんなに共有しました。
湿地の生きものの保全では、セイタカアワダチソウやオオブタクサの外来種除去、水路の手入れを行いました。成長した外来種を根から抜き取るのは力が要りますが、雨の後で、比較的抜き取りしやすい状況もあり、子どもたちも積極的に参加していました。
参加した子どもたちからは、「田んぼには、害虫・益虫・ただの虫がいることをはっけんした」「生きものを捕まえられて楽しかった」、保護者の方からは、「家の周りと全く違う自然がたくさんあり、多様性を学ぶことができ楽しかった」「里山はっけん隊!はいろいろな季節で参加でき、子も親も新しい発見があって楽しかった」と感想をいただきました。
今後も生物多様性と保全に関するイベントを実施していく予定ですので、ぜひ御参加ください。