12月11日（日曜日）に、気象予報士の天達武史さんによるオンライン気候変動講演会を「Web」参加と「会場」参加のハイブリッド方式で開催いたしました。
この講演会は藤沢市、寒川町と連携して、地球温暖化の解決に向けた「湘南エコウェーブプロジェクト」の活動の一つです。
最初に、天達さんは以前、レストランで働いていた際、1日のお客さんの注文量が天候に左右されることから、天気予報の重要性を感じたというご自身の経験が気象予報士を目指したきっかけとなったことをエピソードも交えてお話いただくなど、非常に和やかな雰囲気の中で講演がスタートしました。
また、マーシャル諸島の沿岸地域で高潮被害に苦しむ住民の取材をしたことや、気温上昇により異常気象が増えていることなど、地球温暖化の原因と考えられる様々な事象をご自身のレポーターとして経験などを織り交ぜながらお話くださいました。
講演の最後の方では、近年発生している気象災害への適切な備え方や、クイズを通して天気予報で伝えたい情報、さらには参加者からの事前質問にもお答えいただくなど、あっという間の90分でした。
講演会に参加いただいた方からは、気象予報士の立場から地球温暖化に関する説明がわかりやすかったことや地球温暖化に対して今自分達がやるべきことをあらためて考えるきっかけになったなど、地球温暖化への関心についての感想をいただきました。
気候変動の影響は、猛暑日の増加や線状降水帯の発生など気象状況を見ることで、様々なことがわかります。
わたしたちの「今」と「未来」の生活を守るためにも、進行する地球温暖化を「自分ごと」と捉え、できることから取り組んでいきましょう。