熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!

 体が暑さに慣れていない5月頃から残暑の厳しい9月頃までは、特に熱中症に注意が必要です。
 新型コロナウイルス感染症対策のための外出自粛による運動不足で、暑さに備えた体づくりが不十分であることや、マスクの着用により体内に熱がこもりやすいことで、熱中症になるリスクが高まっています。正しい知識で予防しながら、夏を元気に過ごしましょう。

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熱中症を防ぐためのポイント

 熱中症予防は、「暑さを避ける」、「こまめな水分補給」、「暑さに備えた体づくり」が基本です。詳細は、以下をご覧ください。

1.暑さを避ける工夫をしましょう
【屋内では…】
•扇風機やエアコンで温度を調節する
エアコンがすぐに使用できるか早めに試運転をしておきましょう
•遮光カーテン、すだれを利用、打ち水をする
•暑さ指数(WBGT値)(注)を参考にする

(注)暑さ指数(WBGT値)とは
 気温、湿度、輻射(放射)熱 から算出される暑さの指数のことで、運動や作業の度合いに応じた基準値が定められています。環境省のホームページ(熱中症予防情報サイト)に、観測値と予想値が掲載されています。

【屋外では…】
•日傘や帽子を活用する
•日陰を利用し、こまめに休憩する
•活動するときは、早朝や夕方、日陰などの涼しい時間帯、場所を選ぶ

2.のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分補給をしましょう
•普段の水分摂取は、水や麦茶がおすすめ
•運動など大量に汗をかいた場合は、水や麦茶と一緒に飴や梅干しなどで塩分をとったり、スポーツドリンクを飲む
•水分が十分にとれないときのために、経口補水液を備蓄する

3.暑さに備えた体づくりをしましょう
【食事のポイント】
•1日3食、朝ごはんもしっかり食べる
•食事内容は、主食、主菜、副菜をそろえることを心がける
•夏バテ予防に効果的な食品を食事にとりいれる
ビタミンB1を多く含む豚肉や、ビタミン、ミネラルが豊富な夏野菜など
•冷たい食べ物、飲み物のとりすぎに注意する
夏バテは、冷たいものを食べ続け、胃腸が冷えることも原因になります。胃腸の冷えは食欲低下につながります。温かいスープや飲み物もとるように心がけましょう

【運動のポイント】
•ラジオ体操などの屋内でできる簡単な運動や、入浴などで上手に汗をかける体をつくる

【休養のポイント】
•疲れているときや、いつもと違うなと感じたときは無理をせず休む
•寝苦しい夜は、空気の通りをよくしたり、通気性、吸湿性や冷感機能のある寝具やエアコンなどを利用して、ぐっすり眠れる環境をつくる

資料のダウンロードはこちらから (PDF 580.7KB)
環境省・厚生労働省 熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!(リーフレット)